半年の振り返り
カメルーンに来てから早くも半年が過ぎました。
これで活動期間の4分の1を終えたことに。
今のところ、生活にも慣れ、活動も順調で毎日楽しく過ごしています。
この半年を少し振り返ってみます。
生活
最初の頃は面倒だった手洗いの洗濯が最近全然イヤじゃなくなり、むしろちょっと楽しいなくらいの感じで洗濯しています。
料理は全くしていませんが、任地で美味しいレストランを見つけたのでこのまましないでいいかな。。ほぼ毎晩、チキン、セネガルライス、プランテンのセットですが飽きずに美味しく食べています。
カメルーン着任時の隊員発行の機関紙インタビューで、カメルーンでやってみたいことに「カメルーン料理作り」と回答しましたが、嘘ですー。笑
現地の人々との交流は、最初の頃はいろいろ話しかけられてストレスを感じることもありましたが、最近は自然に受け入れられるようになりました。
Mon ami (友だち)、Mon frère (兄弟)、Mon fils (息子)、Mon tonton(おじちゃん)などいろんな人たちがいろんな呼び方で呼んできます。
現地の暮らしに慣れることは、モノゴトを円滑に進められる良い面がある一方で、大事なコトを取り逃がしたり、間違った認識に気づかなかったり。
カメルーンの生活には慣れてきても、文化や習慣などまだまだ知らないことばかり。
日常に埋没しないように、これからもよく見て、よく聞き、好奇心を絶やさないようにしていきたいです!
活動
11月の母子健康手帳の研修以後は、今後の活動計画について考えていました。
ここまでは要請内容に沿ったカタチで活動を進めてきましたが、残りの1年半は現地の人々が抱える問題を見つけ、その解決に向けた活動も考えていかなければなりません。
最初の半年のフィールド調査の結果から活動計画を練る予定でしたが、思ったように調査は進まず。
問題があってもいろんな原因が絡まり合っていたり、結局お金となったり。フィールド調査の難しさを実感。
新たな活動計画として、医療サービスの改善、住民に対するセミナー等の活動を追加し、地域医療全体の底上げを目指すことにしました。
具体的な内容については現地調査を継続していく中で考えていきたいです。
また、配属先の人々をどのように巻き込んでいくかも今後の課題です。今までは自分の活動を支えてもらっているような関係でしたが、これを協働の関係に持っていけたらと思っています。
今後の改善点ばかり書きましたが、ここまでは順調に活動しています。
自由に活動を進める環境が整い、職場の人たちに恵まれ、楽しく活動ができていることに本当に感謝。
変化
カメルーンと日本の生活を比べたら、もちろん日本の方が何不自由なく便利な生活ができます。カメルーンは娯楽も少なく、できることも限られます。
ただそうした環境の中でも、生活に工夫を凝らしたり、日常を彩ったりする力が彼らの生活を豊かにしています。
家族や友人を大切にしたり、時間をかけて料理を作ったり、髪型を変えてみたり、新しい服を仕立ててみたり、ダンスを踊ったり、教会に出かけたり。
カメルーンで暮らしていると、日本での日常で疎かにしていた大切なことに気づかされます。
この半年間でカメルーンの人々の暮らしから様々なことを教わりました。今後も活動に励み、日々の生活を楽しみ、人間らしく、たくさんのことを吸収していきたいです。