任地配属
8月1日に任地に配属されてから、半月が過ぎました。
今回は、任地の様子や生活について紹介します。
任地エデア市
任地はリトラル州サナガ マリティム県にある県庁所在地のエデア市。
カメルーンの沿岸地方にあり、サナガ川沿いに位置しています。
首都ヤウンデと大都市ドゥアラの交通の要衝に位置する比較的大きな市。人口は約12万8千人。
気候は首都に比べると蒸し暑く、気温は30度弱くらい。
今は大雨季といって、日本の梅雨のような日々が続いていますが、12月頃からは大乾季に変わり、さらに暑くなります。
エデアでの生活
家は3階建てのアパートの2階で、リビングと寝室、ユニットバス付きの部屋に住んでいます。配属先やマルシェ(市場)に近くて便利。
まだキッチンの設置工事を頼んでいないため、食事は全て外食。
朝食はバナナ、昼食は屋台でカメルーン定番のパスタオムレツとパン、夕食はレストランでご飯と肉や魚などを食べています。
入居してからしばらくは断水が続いていたため、ミネラルウォーターを買ったり、近所で水汲みをしたりして生活。
最近は安定して水が出ますが、いつまた断水が起こるかわからないのでポリバケツに貯水。
お湯はでません。そのため、お湯が必要なときはコイルヒーターという道具を使い、水を温めています。
洗濯は手洗い。トイレのレバーを引いても水が流れないので、バケツに水を汲んで流します。
たまに停電も。
部屋を閉め切ったままにすると蒸し暑いので窓を開けますが、すると外からはバイクの音や大音量のリズミカルな音楽、なによりも砂が入ってきます。
この砂は毎日掃除しても切りがなく、毎日タイル張りの床をブラシで掃除。
不便な生活に思えるかもしれませんが、今のところはこの生活を楽しんでいます。ただ洗濯は面倒です。
エデアの人たち
エデアで外を歩くと、黒人以外の人に出会うことはほとんどないので、目立ちます。
頻繁に声をかけられますが、日本人とは認識されず、呼ばれ方で一番多いのはChinois(中国人)、次にBlanc(白人)、その他、ジャッキーチェン、ジェットリー、シャンハイマン。。笑
声をかけられたらなるべく返事をするようにして、だいたいは日本人だと言ったり、ときどきニーハオと挨拶したりしています。もちろん無視もします。笑
多くの場合はÇa va?(元気?)、Bonne journée!(良い1日を)と挨拶を交し合って別れます。
お金やジュースをちょうだいと言われることも多いです。なんでお金をあげなきゃいけない?と聞くと、お金がないから、初対面なのに友達だから、お前のことが好きとか言われます。笑
最初はみんながお金を欲しがるばかりでうんざりしましたが、これだけお金へ意識が向かうということは、やはりそれだけ気がかりや心配があったり、生活が大変で貧しかったりということだと思います。
それでもこうして挨拶を続けていると顔見知りができて、少しずつ仲良くなっていきます。断水を心配してくれたり、ここ数日お前を見てないぞと言ってくれたり、フルーツをタダでくれたりと、気にかけてくれる人たちがいます。
最近はお金をくれと言われても、ごめんないよと言います。そうすると相手も、そうかBonne journée! と言い、挨拶を交して別れます。
カメルーン流の挨拶は、握手をして手を離すときに指をパチンと鳴らします。
最近はこの挨拶がだんだんと上達中。いい感じです。